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祖父の記憶

祖父の遺品の中に、治療関係の書籍があります。



それは素人が読むものではなく、疾患別に治療法が記された専門書です。

祖父は治療家ではありません。
二条城のほど近くで、京友禅の手描染を業としておりました。
92歳で亡くなるまで、一職人としての人生を全うしました。

そんな祖父は好奇心旺盛で、本業以外にも様々なものに興味を持ち、自分なりに研究して理解を深めていたようです。
私とは職種こそ違いますが、それは同じ職人として見習うべきことです。ジャンルにとらわれない広い視野と深い見識は、きっと作品にもフィードバックされていたのでしょう。

うなぎの寝床から居場所を変え、院の本棚に鎮座している三冊を見る度に、私は「黒ぶちのロイド眼鏡をかけた祖父の顔とゴツゴツの手」を思い出し、少しピリっとした緊張感を持つことができるのです。
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はやし鍼灸整骨院

Author:はやし鍼灸整骨院
枚方市楠葉にある治療院です

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